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中野剛志 経済はナショナリズムで動く

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中野剛志 経済はナショナリズムで動く


       グローバリズムが始まって以来この30年間で日本が失ったものは、中間層と、かつてホンダの社長のように従業員と一体になって油にまみれて働くといった、麗しき日本の文化ということになります。日産のゴーン氏のように年収数十億円も取り、二度目の結婚をベルサイユ宮殿で豪華に行っても、その費用はゴーン氏にとって微々たるもので、ゴーン氏の財布を痛めるものではありません。その一方日産に非正規雇用の人の給料は年間200万円もいけばいいほうで、病気などするととたんに行き詰まってしまいます。グローバリズムの推進者は福祉などの費用を削り、法人税を少なくし、いろいろな規制を取っ払い、外国の資本をはいりやすくしないと、日本の発展はないといっていました。ところがどうでしょうか?これらグローバル企業は日本で儲けていても税金は払わない、やっていることといえば、投資なのですが、実際はいかさまギャンブル博打で、素人の日本人を騙して、資産を吸い取っているようです。ヤクザが取り仕切る賭場に大店の若旦那が通い詰め、財産をすってしまって、吉原(遊郭)の引っ張り屋になるといった落語がありますが、下手をすると日本もバカ若旦那のようになり、観光立国とは体裁のいいように思われますが、実際は日本女性を紹介するポン引きような仕事しかなくなっているかもしれません。

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