例の如く気に入った川柳を抜き書いてみましょう。

「安売りの　スタートダッシュで　老いを知る」

私もこの正月ほとんど寝て過ごしていたものですから、いざ商売をし始めるとひどうつろうございました。

「初パート　何年かぶりに　眉を整え」

女性は歳をとっても他人に素顔を見せたくないのでしょう。

「キャラ弁が　初心者すぎて　オリジナル」

私には「キャラ弁」なるものがわかりません。どのような意味なのでしょうか？時代についていけない悲哀を感じます。

「新学期　園児とゴミ乗せ　チャリ勤務」

私は朝８時ごろ家に帰るのですが、その途中に幼稚園があり、ママチャリで子どもを運んでいるお母さんをよく見かけます。女性として充実した時だろうと思われます。

『「やせたい」を「もったいない」が邪魔をする』

気持ちはよくわかります。

「何食べたい？　今日の私も　聞いただけ」

夫婦もこうなったらかえって安定しているのでしょう。いいことです。

「子を送り　夫を送り　床に就く」

この厳しい時代で、このようなことができるのは恵まれている。

「あるもので　食べてと妻は　レストラン」

このようなことも出来る人も恵まれている。

「１００均　済ます旦那の　身の回り」

私もパンツなどは１００均です。

『「これ欲しい」　孫に言わせる　嫁の知恵』

いい家庭環境だ。姑舅もいる家庭は少ない。

「ワケありで　売れぬ娘と　売れるタコ」

これらの川柳はイオングループのホームページで採用したものですから、「売れるタコ」もおつとめ品として出ていたのでしょう。

「忍忍と　娘が消える　レジの前」

これも何を言っているのかよくわかりません。７０前のおじいさんにもわかるような解説がほしい。