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伊藤博文直話

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伊藤博文直話


    今から160年前、江戸末期から維新にかけて、ちょんまげ頭の武士たちが大刀を振りかざして大立ち回りをしていたのです。解説者によると、国学者の塙次郎を暗殺したのは伊藤博文であると言っています。さすがこの直話ではそのようなことは一言も言っていませんが、江戸幕府が建てた新築の外国領事館を高杉晋作ら長州藩の仲間と一緒になって放火し焼き払っています。わが国最初の内閣総理大臣が殺人者であり放火魔であったことは驚きです。しかし当時の世情を見ると、尊王攘夷で沸き立っていて、一触即発、何が起こっても不思議ではない状態です。伊藤博文だって、殺されそうになっています。彼らの行動は将来の日本を真剣に考えたものであり、現在の平和な日本の状況から、殺人が悪い、放火はよくないと単純には言えません。明治憲法も結局太平洋戦争の敗戦につながったのではないでしょうか。いかに英名でも天皇一人に責任を持たしてはいけません。天皇を犯すべからずといった観念から、相手の言動を封じ込めるやり方が蔓延していました。これでは議論になりません。天皇を出されると自然と口をつぐむしかなくなります。伊藤博文はそこまで考えなかったかもしれませんが、軍部にうまく利用されました。中国だって大昔から、科挙に通った文官が軍部を取り仕切るようになっています。日本だって優秀な人が多いのですから、見地の広いそういう人が責任を持って対処してほしいものです。

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