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社会的に出世するためには、アメリカでも日本でも、いい大学に入り、アッパークラスの子弟と友達になることです。フォレスタルはアイルランドからの移民の子で、彼の父は建築業で成功します。フォレスタルは高校を卒業して一時働きましたが、ダートマス大学に入り、プリンストン大学に転学しています。一単位欠けていたものですから、大学は中退になりました。しかし優秀な人は違います。社会に出るとたちまち高収入を得るようになります。もちろんそこにはプリンストン大学で知り合った優秀な弁護士の助力もありました。第一世界大戦では海軍に志願し、それが終わると、経済界に戻り、とんとん拍子で副社長、社長と出世します。ルーズベルト大統領時代になると、ホワイトハウス行政補佐官に推薦され、太平洋戦争が起こると海軍次官から、海軍長官になります。現在フォレスタル級空母と呼ばれているのは、この長官を顕彰してのことです。戦後、陸、海、空が統合されて、それを総括する初代の国防長官になります。ところがソ連との冷戦における激務と、ちょうど中年でうつ病にかかり、自殺してしまいます。どうなるかわからないのが人生だということになります。