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読書

佐藤拓 一万円の世界地図


     一万円札ができたのは昭和33年(1958)です。この本の出版が2007年、1958年との物価の比較をしていますが、一律に何倍上がったとはいえないようで、もの、こと、それぞれに上がり方にバラツキがあります。早稲田大学や慶応大学の授業料は3万円だったものが、2006年では70万円ちょっと越えています。2018年では早稲田のどこの学部でも100万円以上、高いところでは180万円くらいになっています。日本の中産階級の子弟がこれらの大学に通っているのでしょうが、親は大変な思いをしているのがわかるような気がします。このくらいのレベルの大学を出ていないと、まともな会社の就職はおぼつかないといわれるのですから、親も子供も一生懸命にならざるを得ません。

2006年当時、日本人の100人に一人が億万長者であるということが書かれています。不動産を除いて、金融資産だけで1億円あるというのですから、100人に一人がそうだとは驚きです。最近格差が広がっているというのですから、金融資産1億円あるといっても、金持階級では最貧窮で、今では最低10億円の金融資産を持っていないとお金持だとはいえないでしょう。

ドバイの超高層住宅に住み、64億もの金融資産をもっているトレーダーをしている30代の男をYouTubeで見ました。日本の会社員のように毎日満員電車に乗って会社に通勤するという発想そのものが間違いの元で、これでは大金持ちにはなれないそうです。自由の無い奴隷のような生き方で、せいぜい年収が600万円程度で喜んでいたのでは、これらは一生奴隷のまま死んでいくでしょう。彼にとって100万円などゴミみたいなもので、携帯を操作し、2,3億円を動かし、2,3秒後に2,3千万の儲けが出ていることなどを動画でやっていました。単にギャンブルで儲けただけではないかと思いますが、そのギャンブルで64億円もの資産を築いたということは、何十年経っても資産を築けない我々と違うところがあるのでしょう。

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