[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
溝口敦から「盗作」の「虚人」といわれた、佐野眞一のこの「あんぽん・孫正義」は10万部も売れたベストセラーになっています。松原耕二の「勝者もなく、敗者もなく」からの盗用が多くあると指摘されています。
この本の中で佐野眞一は孫正義のいう本の電子化に対して大反対しています。
「書籍の前面電子化を目指そうという戦略は日本人の知的レベルを致命的に低下させる売国奴に等しい行為だと思って大反対してきた」
佐野には「だれが本を殺すのか」という著作もあります。このことに対して溝口敦はこう言っています。
「笑止千万とはまさにこのことをいう。蓋を開けてみれば、ジャーナリズムと本に最大の危機をもたらしているのは、佐野眞一氏本人ではないか」
いろいろ問題のある本ですが、「在日」が日本で成功するには大変な努力が必要なのだということがよくわかります。孫家の一世代は炭鉱で働かされ、二世代・三憲は敗戦後くず鉄拾い、どぶろく作り、養豚などで原資をため、金貸し、パチンコ、焼肉屋などで富を拡大していきます。これがあって三憲の息子・正義はアメリカに留学でき、そこで最新のコンピューターやインターネットを学ぶことができました。今では資産8000億円にもなっています。私のように親がやっていたことをやっているだけでは、資産など残りません。親が残してくれた資産をかろうじて保っているような状態です。やはり大きく伸びようと思ったら、アメリカにでも行って、最新のビジネスを目のあたりに見ないと、いいアイディアなど浮かんでこないでしょう。佐野眞一の紙の本にこだわるのも、時代おくれの感があります。語彙検索や辞書機能、インターネットと繋がった電子本は今までと違って多角的な読み方ができるようになるかもしれません。「盗用」の検証もすばやくできることになります。