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保江邦夫 脳と刀精神物理学から見た剣術極意と合気

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保江邦夫 脳と刀精神物理学から見た剣術極意と合気


     私は小さかったとき、赤胴鈴之助の「真空斬り」をマスターしようと思って、木切れを振り回していたものです。柔道でも嘉納治五郎の「真空投げ」があったような気がします。自分が何もしないのに、剣では振り回すだけで相手が吹っ飛び、柔道では手をかざすだけで相手が吹っ飛びます。この奥義をマスターすれば、力道山でも近所のガキでもやっつけられるだろうと子供ながらにわくわくしたものです。もちろん忍術にも凝ったものです。手を結んでエイと気合をかけると、自分が消えてしまうと練習をしたものですが、映画やテレビのようにはいけません。空にも飛べると思い、風呂敷をもって試したのですが、飛ぶというよりはただ落ちただけの感触でした。だんだん大人になり、オリンピックやボクシングなどを見ていると、やっぱり小男が大男をやっつけるのは無理なことで、力のあるものが強いのだと感じ、中学生以降あまり喧嘩をしなくなります。日本の武道の「何々流」というのはすべてまやかしで、ええ大人が子供じみた幻想を描いて格好をつけていたのだなと思っていました。おまけにテレビで「木枯らし紋次郎」が出て、それまでの時代劇の剣豪たちの華麗な剣の捌きなどニセモノで、実際は人を殺すのはやたらめったら剣を闇雲に振り回し、たまたまそれに当たったら死ぬのだと感じ入った次第です。

ところが保江邦夫は「真空斬り」も「真空投げ」も可能だというのです。彼自身空手の猛者と対戦し、彼を軽くいなしたということを記しています。かれは空手など習ってはいません。それなのに空手の猛者の打撃をかわし、反対に投げ飛ばしたとあります。これができるなら、私はまた街中に出て相手構わず因縁をつけ、喧嘩したくなりました。保江が言うには、自分の脳の働きで相手の脳を麻痺させることができるのだということです。それを「合気」と言っていますが、日本の剣豪たちはそれを身につけるために修行をしたと言っています。保江先生もはやくこの指南書を書かれて、公表して欲しい。私もそれをマスターし、街中に繰り出し、チャラチャラした連中をぶっ飛ばしてやりたい。なんだかこのトシになっても、ブルースリーになれるのだと思うと、私の女のような細いコブシが熱くなっているような感じがしてきます。

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