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倉山満 嘘だらけの日仏近現代史

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倉山満 嘘だらけの日仏近現代史


     倉山満の意見は、アメリカから架された日本国憲法を改め、軍事力を持ち、アメリカ占領当時、アメリカ兵に取り入って子供まで作った女たちを、フランスでドイツ兵とくっついた女の頭の毛を刈って、はげ頭にし、市中を練りまわして辱めたように、市中引き回しの刑にしないと、戦後は終わっていないといっているようです。そうは言ってもあれから70年以上も経っています。大方そのような女性は死んでいることでしょう。それらの「あいの子」が生きていても、子供には何ら罪はないと思われます。テレビのドキュメンタリーでそのような場面を見ましたが、何とヨーロッパも野蛮なところだなと思いました。フランスではそれほど人種差別などないように思われますが、戦争直後のことであり、ドイツ憎しという思いからそのようなことをしたのでしょう。今日食うものが無ければ、敵国の男と仲良くし、命を長らえるということは、別に非難に当たることは無いと思われます。フランス国そのものもたびたび他国から蹂躙されましたが、そのような女性の技術を外交に生かして絶えず復活しています。倉山満によればいまだ日本は、国内にアメリカの基地があり、国防をませていて、国の体(てい)を為していないと言っていますが、「傭兵」だと思えばいいのではないでしょうか。「あいの子」の子孫たちは、日本人にもともと無い遺伝子のために、やがてオリンピックの競技でアメリカを負かす選手も育つかもしれません。神風特攻隊も純粋で素晴らしいのですが、これも国花の桜と同じようにあっさりと散ってしまうような気がして、どのようなことでも生き延びるという気概に欠けているようです。その点敵国とも結びついて、どんな忍従を経ようとも、自らの生を生き延びさせた女たちの戦略は子供に引き継がれ、それが後々日本を復活させる要素になるかもしれないのです。

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