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澤田一矢 破礼川柳色合戦

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澤田一矢 破礼川柳色合戦


          川柳も江戸時代までさかのぼればわからないものもあります。

「門口で医者と親子が待っている」

「門口」とは女性器で、「医者」とは薬指、「親子」は親指、小指、つまり人差し指と中指が女性器に入っているということです。

分かりやすいのは、

「バッタバタ亭主のかわる美しさ」

歌手・藤あやこが思い出されます。

昔は卵が強壮剤でありました。

「もうひとつお吸いなねえと生卵子」

今ではニンニクと卵を混ぜ合わせた健康食品が売り出されています。それも夜が元気になるような宣伝をしています。

「買い替えるたびに太くする奥女中」

「張形で在(いま)すがごとく後家よがり」

いまはバイブレータでしょう。

亭主が伊勢参りをするとき、残る女房に、この間他の男とセックスすれば抜けなくという言い伝えをいい含めています。

「抜けぬぞと女房を脅し伊勢に立ち」

女房も負けてはいません。

「旅の留守内儀いろいろ芸が増え」

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