忍者ブログ

読書

八田靖史 食の日韓論

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

八田靖史 食の日韓論


        韓国ドラマを見ていると、ときたま日本語なるものが飛び出してきます。たとえば「正直」とかいうものです。字幕もそう出ているので、日本語の正直と同じものだと思われます。実際その場面でも韓国語で正直に言って頂戴と言っている状況なのです。今韓国では漢字教育はしていません。韓国人が正直と言ってもそれはもともと韓国語にあるもので、まさか日本語であると思ってはいないでしょう。戦後、韓国の施政者が日本語由来の言葉を韓国語に置き換えようとしても、生活に浸み込んだ言葉はなかなか抜け切るものではありません。漢字も、もともと中国でできたもので、日本はその恩恵を受けています。ところが今日近隣同士仲が悪いというか、冷え冷えとした関係は、特に中国語や韓国語を学んだ人にとっては何とかしたいと思うことでしょう。八田靖史も韓国に留学したこともあって、食を通して、日韓の仲を取り持とうとしています。韓国へ日本のレストランチェーンが進出しています。慰安婦問題に対するようなとげとげしい韓国人の態度は、これら日本レストランチェーンの店の中では出ていません。かえって喜んで刺身やトンカツを食べています。「同じ釜で飯を食う」というのは韓国語にもあって、仲のいいことを言っています。やはり隣者同士、飯を一緒食うようにならないといけません。

コロッケという言葉は韓国語にもあります。ただし韓国でコロッケは日本のコロッケではなくて揚げパンのことをさしています。まだ韓国の年寄りは、儒教の精神が強く残っていて、日本の会席料理で汁椀の蓋があると、むっとしたり、不機嫌になるそうです。わけは、椀の蓋を開けるという労働は下々のやることで、両班のやることではないと思っているからだそうです。お互い細かい違いはあるかもしれませんが、それを非難の対象しなくて、理解を示そうという態度が必要でしょう。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R