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読書

内藤明宏 なぜ中国はこんなにも世界で嫌われるのか


     モンゴルでは中国人は殴られるそうです。中国の歴史教科書では、モンゴルのチンギス・カンのユーラシア大陸制覇は中国によって為されたと書き換えられています。遊牧民族である清に漢民族が征服されても、文化では清は漢民族に征服されています。中国にとっては、チンギス・カンも清も中国の延長でしかありません。日本人も朝青龍や日馬富士の問題から、モンゴル人から張り手を食らうでしょう。わざと中国人と間違えられて殴られるかもしれません。世界のどこでも自分はチャイニーズではないといわないと、生命が保証されないようです。

中国人は日本人のように他人からどう見られているかなどの関心がありません。自分たちの利益になることに邁進します。単純明快、金儲けだけ、これはアメリカと通じるものがあります。二つの大国は敵対しますが、案外話が通じます。日本人はにこやかに笑っていますが、裏では真珠湾攻撃を考えているのではないかという不信感がアメリカ人にはあります。原子爆弾を二つも落とされても、アメリカにすりよる日本人に不気味なものを感じ、その真意を確かめるために、日本に対して無理難題な規制をかけます。プラザ合意などはその例です。自分の不手際を他人のせいにするのはアメリカの常套手段です。中国はそれを知ってか知らずかアメリカの思いどおりには元高をしていません。見え透いた嘘をつくのも中国人の特性です。内藤明宏はこの嘘が「何」を言っているかを考えるのはムダだと言っています。考えるべきは、「なぜ」だということです。そうすると中国人の意向が目に見えてくるのです。大概は自分の利益と金儲けです。

日本の中国嫌いはもうすぐ中国は崩壊すると言っていますが、はっきり言ってやっかみです。中国とアメリカは、両者とも世界から嫌われても、相性がいいのですから、将来手を結ぶという事態になるかもしれません。そのとき「はしごをはずされた」日本はどう対処すべきなのでしょうか?敗戦当時アメリカにはいつくばったように、中国の習近平に許しを乞うのでしょうか。

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