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冨田晃右 株で稼ぐ人、損する人

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冨田晃右 株で稼ぐ人、損する人


       口座開設の用紙を証券会社に送り、あと何日かすると晴れて私も資本家になる予定です。優待券志望ですが、一応株の指南書でも読んで見るかという気で、この本を借りました。冨田晃右によりますと、株主優待や配当を当てにするのはアホだということになります。証券界でゴミのような一般投資家は、どうあがいても圧倒的な情報量をもつ機関投資家には勝てません。冨田晃右は我々のような小額の投資資金しか持っていないものは、はっきりと「負け組み」と言っています。どのような賭博も資金量が多いほうが勝つに決まっています。どの世界でも共通しているように、ここでも貧乏人は金持に食い物にされているのです。こうならないための唯一の手段は、トレーダーになることです。それも外部の情報をすべて遮断して、株価チャートだけを見て、下がったら買い、上がったら売るということに徹することだそうです。これができないからみんな損をしているのですが、それは冨田晃右に言わせれば、「新聞を読んだり、テレビを見たり、会社四季報を覗いたり、証券マンの言うことを鵜呑みしたり、投資顧問業者に頼りきっている」からだそうで、このような旬の過ぎた情報では勝てないに決まっています。ゴミみたいな個人投資家に回ってくる情報など、手垢のついた情報ばかりで新鮮なものは一つもありません。だったら日々刻々と変わるチャートを見て、その流れを感でつかむようにならないと、株では勝てないと言っています。腐った情報ではその感覚を駄目にしてしまいます。知らないほうがいいくらいです。

「株式投資とは美人コンテストである。この投票で賞金を得るには、あなたが美人と思う人が重要ではなくて、多くのひとがどんな女性を美しいと思うかが重要であり、あなたの好みと無関係である。相場の時価は美人投票の結果である」(ケインズ)

態勢を感じて、その態勢にのっかかるのが株の要諦になるようです。はっきり言って会社の業績などもいいことにこしたことはありませんが、それが株価を決めているわけでもないということになります。要するにいい加減なものが株価を作り出しているということで、日夜チャートを見てその推移を知るほかないようです。そうかといって何時間もパソコンの前で座っていることはありません。冨田晃右のやり方は「逆指値注文」で、個々まで下がったら買い、ここまで値上がったら売るということを決めて、あらかじめ証券会社と取り決めしているのです。損切もありますが、このような注文の仕方はある程度軽い損害でおさまるようです。儲けも何百倍とはいけませんが、それなりにコツコツやれば、なんとかなるようです。

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