忍者ブログ

読書

勢古浩爾 ビジネス書大バカ事典


    クレーマーはやはり世の中で必要なものかもしれません。文句が言えるということは民主主義の証拠です。多分北朝鮮にはクレーマーはいないでしょう。心で思っても、言ってしまっては、強制収容所か、銃殺刑が待っています。その点、勢古浩爾を含め、我々団塊世代では、たとえアメリカの占領政策であったとしても、一応民主主義の教育を受けたので、批評することは別に悪いことだと思ってはいません。それに今や我々は70歳になり、ほとんど仕事はやめ、仕事していても脇役のほうをしているので、何ら気兼ねなく、自由に物言える状況になっているのでしょう。まさしく孔子の言う、「心の欲する所に従って矩をこえず」です。占い本とか自己啓発本とか大儲けした本とか俗流心理学本とかは、すべて「大バカ」本になります。特に金持ちになるための解説本など、ほどほどの生活ができればそれ以上の金は要らないと思う人間にとってはクズ以外の何物でもありません。あまりあるカネがあって、働く必要がなく、自由に毎日過ごしても、それに何の意味があるでしょう。このような負荷のかからない生活はきっとボケを早めるだけでしょう。人類史を見るとほとんど飢餓で苦しんでいます。苦しみの対処で人類の生活は成り立っていたのです。満ち足りた生活は病的状態といえましょう。このようなことを促進させる本など、あっては害になる本です。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R