忍者ブログ

読書

北村雄一 深海魚摩訶ふしぎ図鑑

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

北村雄一 深海魚摩訶ふしぎ図鑑


     深海にすむ生物の食物は同じ深海に住んでいる生物もありますが、上のほうに住んでいる生物の死骸もあります。いずれにしても飽食はできそうもない環境です。ニュースにもなりましたが、ダイオウグソクムシは何年もものを食べないでも生きています。究極のエコ生活をしているのでしょう。動かないで水だけを飲んで生きることが出来るのです。人間から見ると何と潤いのない生活なのでしょう。水だけ飲んで何年も生き続けても面白くも何ともないだろうと思われますが、それらにとって種を維持することが最大の目的です。生きがいとは彼らにとって種の継続です。今地上では人間であふれかえっていますが、大繁殖は絶滅の前触れだということもあります。恐竜が全盛期の時代哺乳類はまさしく深海のダイオウグソクムシのようなものでした。やがて人類が絶滅すると深海で我慢してきたものが大繁殖するようになるでしょう。地球環境がどう変わるか分かりません。かつて何度も全地球は氷で覆われたことがあります。地上や海での生物はほとんど死滅するでしょう。ただ深海だけが、生物が生き残っているでしょう。やがて氷河が溶け、地上や海に敵対者がいないとわかれば、やがて深海に住む生物たちは海の上層部に上がったり、やがて地上に這い出したりするかもしれません。何年も飯を食わなくてもいきてきたダイオウグソクムシの忍耐が報われる時がくるのです。

ひるがえって私に店を考えてみた時、私もこのダイオウグソクムシに見習わないといけないと気づかされました。繁盛している店を見習おうと思ってはいけません。あくまでもダイオウグソクムシのように水を飲むだけでじっと耐えることを見習わなければなりません。そのうちきっと環境が激変し全盛の自分が見られるかもしれません。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R