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読書

千野帽子 俳句いきなり入門


    俳句はポエムではないと言っています。詩人とはこう感じる私はなんて素敵な感性をしているのだろうと思っている人だそうです。反対に俳人とは、サイクロトンのなかで粒子を衝突さし、別の粒子を生じさせ、それを観察する科学者のように、言葉と言葉を衝突さして、新しい意味ができるのではないかと思う人だそうです。季語を含め、575の少ない文字数で言えることは知れています。常識的なものを言っても意味がないのです。そうですねで、終わります。パッと読んで、さっぱり意味が分からないのが優秀な俳句といえそうです。句会で盛り上がるのはこういう俳句です。会員が全員でこの俳句の意味を探ろうとします。活発な議論がなされ、古びた言葉にも新しい要素が加わるのです。千野帽子が志向する俳句は謎解きかもしれません。それか言葉の活性化、地域興しをしているのでしょう。

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