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南伸坊 仙人の壺

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南伸坊 仙人の壺


    この前読んだ「李白の月」の姉妹編だ。中国の伝奇を漫画にしたもの。スラスラ読めて、と、いうより眺めて楽しめる本です。南伸坊にとって中国の美人は瓜実顔。男は大概下膨れ。自分に似せているのでしょう。

「未来の巻物」占い者に2巻の自分の行く末のことを書いた巻物をもらって、それがことごとく当たり、病気になって死にそうなとき、もう一巻が残っているので、禁を破りその巻を覗いてみたら、白紙だったという話。自分の死ぬ時がわかればあくせくすることはないでしょう。自分の寿命が数か月しかないとわかれば、節約したり、金をためることなどしないでしょう。

「茶肆の客」茶店の娘が乞食にタダでお茶を飲ませていた。父に怒られたが娘は乞食にタダで飲ましていた。この乞食は実は仙人で、自分が口をつけた茶碗の茶を娘に飲んでみろと言う。汚いと思ったがいい香りがしたので半分だけ飲んだ。それでこの乞食は自分の素性を明かし、娘に富貴がかいいのか長寿がいいのかと問う。娘は長寿を願う。乞食が店の中で吐いた痰がその仙人が去ると黄金に変わっていた。娘は長寿も富貴も得られたことになった。

「二本の箒」多淫な女がいて毎晩淫蕩な夢ばかり見ている。すると二人の美少年が現れて、たまりかねて美少年たちとセックスする。ところが実際は二本の箒を抱いているのであったという話。近い将来実際の人間よりはセックスが上手なロボットができるそうで、淫乱な人は待ち遠しであろう。

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