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読書

南伸坊 歴史上の本人


     南伸坊の言うところ、その本人の格好をすると、気持ちまでその本人になろうとするそうです。それ以上に、その本人はそう考えているのではないかと感じるそうです。何事も形が大事です。形が決まるとほぼ99
%物事が成就することになるといっていてもいいのかもしれません。たとえば自動車のデザインです。日本車とイタリア製のフェラーリやランボルギーニの比較です。イタリア車は過剰なる余剰であり、もともとカネの無い大衆など相手にしていません。階級社会の頂点のご用達です。日本車は一般大衆が相手であり、すべてが豪華とはいかないけれど、いじましくもどこか一点豪華そうに見えるところを作って、何とか消費者のコンプレックスを押さえ込んでいるようなデザインです。はっきりいって貧乏臭いのが日本車ということになります。インド車のようにはじめから貧乏人の車だというコンセンサスをもって売り出している車なら、それなりに貧者の品格がありますが、一見豪華そうにみえるかもしれませんが、売値の予算の関係から、過剰な豪華さの仕様はできなく、相手の懐具合を窺がいながらの、姑息なデザインといえるでしょう。

つまり形からその人物の様子がわかるということです。南伸坊はその本人にいなりきることで、その人物の考え方を体現しようとしているのでしょう。

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