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和田秀樹 テレビの金持ち目線

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和田秀樹 テレビの金持ち目線


        吉本の漫才師の一人が収入が多いにもかかわらず、母親に生活保護を受けさしていたということで、バッシングを受けた頃に、出版された本です。和田秀樹はこれらバッシングするテレビの関係者、コメンテイターなどに対して、「高給を取りながら、広告主や権力には甘くて、弱者には厳しい」といい、「金持ち目線」を許せないと言っています。バブルがはじけて、先進国の中で日本だけが労働者階級の賃金が減っているのです。労働生産性は今や韓国にも負けています。中間層が没落し、金持と貧乏人の二極分解です。大企業や金持を税制面で優遇し、それ以外のものは何ら手当てをしない政策をとったからです。経費削減のために、正規からフリーターに戻し、なおかつまだ人件費が高いというので、海外に工場を持って行き、日本人を雇わなくなったので、生活に困窮するものが続出します。国会議員の女がこの漫才師のバッシングに加わっていましたが、政治家というものは「利権」につながらないものに熱心ではありません。「直接給付」である生活保護費では、ハコモノが建つ訳でもなく、土建屋からリベートをもらうということはできないのです。生活保護費をごまかすのはごく一部で、政治家が闇で受け取るリベートのほうが問題が大きい。「テレビの金持ち目線」の影響で、世界の統計では、貧しい人を助けなくてもいいという日本人の割合が38%にもなり、アメリカですら28%なのに、「おもてなし」という標榜を掲げる日本人の優しさなど、観光客のためにだけであって、内向き対しての優しさなど日本人にはないということになります。金持たちのマインドコントロールで貧乏人同士足を引っ張る状況になっているのでしょう。あのカネの亡者と言われる中国人ですら、貧しいものは助けないでもいいというのは8%しかいません。一見日本は先進国並みの顔をしていますが、それは薄い金メッキで、それを剥がすと北朝鮮とあまり変わらないものなるようです。

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