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黒字なのに噂の真相の雑誌を取りやめたのは、名誉毀損の賠償問題で、たかが400円くらいの雑誌で、高額の賠償金を払うのが馬鹿らしくなったと、社主の岡留安則が言っていました。その頃から政治家やカネを持っている人たちの反撃が強まったのでしょう。今のメディアは記者クラブに象徴されるように、上から流される情報を素直に流すだけのおとなしいものになりました。テレビも新聞もおもしろくなくなったのは、どこかに妙に遠慮して、ほどほどのことしか言わなくなったからでしょう。はっきりいえば、今のメディアは戦前の大本営発表とかわらないものになっているということです。誰がこのようなものを信用するでしょうか?有名大学卒の秀才たちの巣窟であるこれらメディアに唯一足らないものは、身を挺して対象にぶつかっていくという覇気です。変におとなしくなって、訳知り顔をして、お高く留まっている人が多いということです。記者と採用されていても、実際は会社員で、危険をかえりみずして、事に当たることをしない人です。このような状況下からたぶんトランプやヒットラーが生まれてくるのでしょう。上品ではないが、ものをはっきりいう人間が人心の気持ちをつかみ、いいも悪いも流れを変えていくような気がします。噂の真相という雑誌は当時では一種のガス抜きで、トランプやヒットラーをあらかじめその芽を摘む役目をしていたのではないかと思われます。このようなガス抜きがなくなり、閉塞状態になると、突発的にこのような人物が前面に出てくるのでしょう。