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「世界料理は文化の翻訳」とあとがきで書いています。その国の料理を食べるということは、つまるところその国の文化を吸収するということです。フィリッピンのホステスさんがよく日本人はウンコ臭いと言っています。味噌とか醤油とか漬物とかの発酵食品で日本人はどっぷり浸かっているので気づかないかもしれませんが、外国人には強烈な臭いに感じられるのでしょう。最初に日本の飛行場に来て、独特な臭いを感じるという外国人は多いようです。私も韓国へ二度行きましたが、街角などで強烈な臭いを感じたこともあります。やはりニンニクやキムチの臭いかもしれません。店のお客さんにナイジェリア人の男性を旦那さんにしている人がいます。その旦那さんはよく豆類を食べるそうです。私も彼に習って、納豆や金時豆を食べているのですが、年のせいで彼ほどの精力はつきません。
ドイツでは「朝食は皇帝のように、昼食は王のように、夕食は物乞いのように食べる」ということわざがあると書かれています。実際、朝はコーヒーにパン、ソーセージくらいで、そんなに多く食べていません。夕食は「物乞い」と言われるように簡素で、火を使わない冷たい食事で済ますそうです。それに6時前までで食べ終え、後は散歩などしているようです。このように料理で特に凝ったこともせず、淡々と過ぎていくドイツではその分哲学が発達していくのではないかと思われます。日本のように絶えず新しい料理ができ、うまいものが溢れかえっている状況では、唾液が思考を休眠させることに間違いありません。