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朝日文左衛門とは名古屋城を警護する「御城代同心」で後に「畳奉行」の同心になった人です。クラスとしては下級武士で、100石くらい、今で言うと年収200万円くらいしかなかったと思われます。家督を相続する前から、45歳で死ぬまで鸚鵡篭中記という日記をこまごまつけた人です。この本では、同僚の岩下又左衛門が精神錯乱を起こし、座敷牢に入れられたが脱走した事件、厳重な警護にも関わらず(実際はたるんでいた)名古屋城に泥棒が入った事件、藩主生母「本寿院」の御乱淫。最も面白いのが「本寿院」の話です。亭主と舅がなくなると、彼女を押さえつけるものがなくなり、江戸の尾張藩の邸宅で、武士や出入りする商人など湯殿にいれて陰茎の太さ長さを吟味して、「本寿院」の夜のおとぎを勤めさしたということです。あまりにも評判になり、江戸城の老中からお叱りを受け、名古屋に連れ戻させ、押し込められたということです。それでも70いくつまで生きてきたということですから、もともと元気で、40代ころは一人寝が寂しくてたまらんかったんでしょう。
この前読んだ「慵斎叢話」にも同じような話もありました。両班の未亡人が街で儒学生や儒学者を捕まえてきてはセックスのやり放題。とうとうこの女性は両班の身分から奴婢に落とされたそうです。
昨今のコロナウィルスによって人の接触を8割減らせということですが、世界の淫蕩な女たちは身をくねさせるほど悶えていることでありましょう。