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太地喜和子で思い出すのは「寅さん」映画です。芸者の役で出ていました。この本によると、寅さん映画出演の発表会の前日、歌舞伎役者の勘九郎と酒を飲んだ後大喧嘩をし、額に傷を負い、髪や化粧で隠し、発表会に臨んだそうです。49歳で伊東の海に車ごと落ちて、溺死しています。海が見たいというので伊東のバーのマダムが車に乗せての事故です。まだ美しさが残っているうちに死んだということは女優にとってはいいことだという人もいますが、今生きていれば77歳ですが、77歳の太地喜和子はどうなっていただろうかも知りたいものです。たぶん老女の性を演じてくれているのではないでしょうか。森光子や杉村春子も若い人を愛人にしていましたが、太地喜和子も30ほども年齢差がある男を愛人にし、ジョン・レノンとオノ・ヨーコように自分たちのベット・インを中継しているかもしれません。見たくないような、見たいような、映画撮影後の飲みで、鍋をひっくり返し、その熱湯が太地喜和子の足やら大股にかかり火傷したということで、その火傷のあとを見たいような気もします。
「わたしは、ある意味では、あのカマキリの雌に似ているかもしれない。男の体液を吸い、男の匂いを体いっぱいにつけているのだから・・・伊丹十三さん、石坂浩二さん、津川雅彦さんの匂いも知っている」
共演する男性俳優人とはほとんどセックスをしたといってもいいのでしょう。
「大きな女優になるためには、男をさわらなければいけない、新藤(監督)は思っている。しかしちょっとさわるのではなく、さわるなら徹底的にさわらないといけないのだと。そうして脱皮していくことが女優には必要なのだ。そうしないとただの女でしかない。」
男性遍歴も芸の肥やしということです。まるで女・桂春団治の世界です。
「ドイツもこいつもわいの心のわかる奴は一人もおらへん
男まで愛想を尽かして出て行きくさった
えーわい喜和子のねうちのわからん様な旦那なんかいらんわい
わいは女優に命を賭けているんや
旦那がなんじゃい子供がどないしたちゅんじゃい
わいの旦那は役者じゃい」