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大下英治 ゼロから出発した男たち

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大下英治 ゼロから出発した男たち


     ハンバーグ店のモスバーガー、生理用品のユニチャーム、シュレッダーの明光商会、古くからのメルシャンワイン、ソフトバンク、画廊、留守番通知電話など、多くは創業者、メルシャンワインだけは後から来て立て直したもの。これらの男たちの共通したものはバイタリティーがあるということです。20代30代に何かをなさぬものは、50,60になってもたいしたものではないとわかります。かつて竹さんも忙しいころ、食料品店の営業マンがよく来ていたものです。ただ注文を聞き取って帰る人はこれはだめだなとわかります。機転のきく人は、注文以外にあれが足りないのではないかと尋ねます。配達する商品を持ってきても、新製品の見本も持ってきてセールスします。このような人はあっというまに配達員から格上げされて、重たい荷物を運ばないでもいい営業マンになっています。私もその頃人生の半ば50代頃で、そのような配達員の生態をみて、私の20代も通り一遍のことしかできぬ、機転のきかぬダメ男だったと思い、だからこんな冴えない50代を迎えているのだと思っていたものです。しかし私は金のかからない将棋という趣味を持ち、享楽街にいたにもかかわらず女性に溺れることなく、おまけに酒も飲まないということで何とか無難に70代まで漕ぎ着けました。ここにいたってコロナウィルスで店を休んでいますが、これが収まればまた低空飛行を死ぬまで続けるでしょう。

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