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日本で一番社長が多い大学は日大と言われています。卒業者も多いので自然とそうなるのでしょう。私の友達に日大卒業者がいます。小説と絵画を描いていました。一度も勤めたことがないようです。将棋が縁で友達になったのです。彼は学生時代新宿将棋センターに通い、俳優の小松方正とも将棋を指したそうです。このとき小松は待ったをし、それで友達は負けたそうです。また一局100円で賭け将棋をいどまれ、それに乗ったところ、一手100円ということで、140手くらい指したので、1万4000円もとられたという話もしていました。50年前の1万4000円は学生なら一ヶ月悠に暮らせる金額です。最近、彼の両親も死に、親の家を売り、自分の蔵書も売り払うんだと言っていましたが、彼が来ないので、その後の消息はわかりません。私の店には彼の描いた絵が3枚あります。ナポレオン、吉永小百合、ノストラダムスです。小説で金になったものは一冊もないでしょう。どこかの同人誌に載ったくらいです。ヒットラーの崇拝者で、この人もこの本のタイトル通り「はみ出し」ているのでしょう。わが友は社会的に成功したとはいえませんが、生涯ほとんど好きなことをやって過ごして来たのですから、楽しい人生だといえましょう。晩年はイソップの童話のキリギリスのように苦労しているかも分かりませんが、若い頃好きなように過ごしたのですから、お釣りが来るくらいに思えます。東大と比べると日大は見劣りしますが、規格品と規格品外との違いで、規格品外ではアッと驚くような人物も出てきます。
「ただ勉強だけ出来ても、特別に個性のないタダの優等生で終わってしまう。ここは物を作り出す所だ。それこそ普通のままでは、新しいユニークなアイディアは何も生まれない,作れない」
ここで思い出されるのは最近のアメリカの大統領選のトランプとクリントンのことです。クリントンが東大なら、トランプは日大でしょう。日本では偏差値の高いクリントンが選ばれるでしょう。しかしアメリカ市民はトランプを選んでしまった。勉強が出来るということは過去のことをよく学んで、それを踏襲する能力があるということになりますが、もはやアメリカはこのような秀才が牛耳って、自分たちのステイタスを守るだけの政権にはうんざりしていたということになります。トランプはこのような確固たる基盤を破壊し、もう一度アメリカを若々しい西部劇時代に戻り、知性ではなく、腕力がものをいうような世界を作ることに期待をされたのだと思われます。