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ライブドアの堀江を除いて、ここにでてくる「つあものども」はほとんど死んでいるでしょう。何百億、何千億とカネが飛び交う経済事件ですが、人の命はあっという間です。使い切れないほどのカネを持ってどうするのだと問うてみたい気がしますが、これらカネの亡者はこのような問いを発する貧乏人をせせら笑うことでしょう。
私のように商売していても大いに稼ぐということはしないで、何とか日々食えればいいと考えて、何一つ新しいことをやってみようとしないという生き方もあります。このような生き方は並みの男ではできそうにありません。男に生まれたからには何か一発大きなことをやってやろうというのが普通の男のサガです。このサガを何十倍もした男たちがこの本の主人公たちです。私のように聖人君子は面白みに欠けます。もちろん女性からももてません。私に相対する人はみなあくびします。退屈で仕方ないのでしょう。その反対にここに出てくる男たちは次に何をするかわからない男たちですから、気を抜く閑がありません。女たちもこのような男と対峙するとハラハラドキドキして生きているという実感を覚えるでしょう。長く生きればいいというものではありません。中味が大事です。たとえ短い人生でも中味が充実していると納得して死んでいけるでしょう。たとえ私が100歳も生きたとしても、なんら感動を引き起こすこともないでしょう。