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小さな出版社のおもしろい本

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小さな出版社のおもしろい本


     いまや何百万部と売れる本はありません。1万部でも売れたら御の字です。本作りは金儲けのためでは間尺にあわないでしょう。カネのためならラーメン屋をやったほうが儲かるかもしれません。かつては出版人も100万部の夢を思って、企画などしていましたが、この業界の衰退は目を覆いたくなるほどです。書店もドンドンなくなりアマゾンの一極集中です。本作りはもはや趣味でやるしかないようです。この本にも出ていますが、ミカン畑を耕しながら独りで本作りをしている人もいます。本一本では食えないということです。せいぜい多くて5
,6人の社員を雇うて、会社を経営しています。それもこのようなご時勢大変だと思われます。社長も社員も自分たちは文化の担い手だという気概を持たないとやっていけないでしょう。ここに出てくる社長の顔は、強欲猛々しい飲食店主の油染みた顔つきと違って、何かを諦めて達観した顔つきの人が多い。世の中には金持に引っ付いてその余禄を掻っ攫おうとする女も多いが、このような儲からない社長をサポートして何とかしてあげたいという女性も写真に写っています。女子アナのような華やかさはないが、よく見ると知性が顔に乗り移っているようです。

広島では渓水社という出版社があります。「広島のロートレックとよばれた男、山路商略伝」(2014年9月刊)があり、読んでみたいと思います。というのは私の父がある画家に間借りさせていたことがあったのです。その男は東京に出て有名になったと言っていました。

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