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大島由起子 メルヴィル文学に潜む先住民

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大島由起子 メルヴィル文学に潜む先住民


     ひところ、今も知れませんが、アメリカの政治家も映画俳優も自分にはインディアンの血が流れているのだと言うことがはやっていました。アンジェリーナ・ジョリーもインディアンの血が流れているそうです。ある政治家もそう言っていましたが、DNA検査をするとアングロサクソンそのものでした。なぜそのようなことを言うのでしょうか。潜在的な罪意識です。飢餓や貧乏から逃れてきた欧州人に対しインディアンたちは七面鳥を贈って、歓迎しました。ところが翌年にはこれらアングロサクソン人たちはインディアンたちを排除し殺し始めます。そしてとうとう根絶やしにしてしまいます。もちろんインディアン同士の戦いもありましたが、7年間で一人死ぬかどうかの戦いです。ところがユーロッパ人が入ってきて、銃で以て殲滅します。9千万にいたインディアンが消滅したのです。女子供に対しても容赦がありません。今残っているインディアンはレイプされた人々の子孫です。顔が似ているから殺せなかったのでしょう。未だにアメリカが銃社会であるということは、インディアンの亡霊に恐れおののいているからです。メルヴィルは自分たちの悪行に対してほとほと愛想を尽かしています。アジア人に対してキリスト教を布教するなと講演で言っていましたが、余り評判が良くなかったらしく、ブーイングを受けています。

「アングロサクソンの連中ときたら、優雅さは無く、

いかなる人種からからも好かれることをしたためしがなく

人権すら奪われし,何百万もの民の憎悪の的

古今東西のインディアンの憎悪の的

地上最悪の海賊、墓場荒らしめ

真面目ぶった鉄面皮の、拝金守護者の海賊め

どの面下げて

キリストと商売を一緒くたに唱えて

(ああ、それこそ真鍮の防御面)

世界中の緑野の最後の最後までを蹂躙するという権利があるのか」(アンガー作)

これから先歴史が続くとして、何百年後、これら15世紀から21世紀の歴史をどのように評価されているのでしょうか。この前カナダで白人系の大男がアジア系の小女を殴り飛ばしていましたが、このようなビデを観て何百年後の人類はどうおもうでしょうか?

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