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大村大次郎 お金の流れでわかる世界の歴史

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大村大次郎 お金の流れでわかる世界の歴史


          あとがきで、元国税調査官の大村大次郎は高らかに言っています。

「国の盛衰というものには、一定のパターンがある。強い国は、財政システム、徴税システムなどがしっかりと整っている。そして国が傾くのは、富裕層が特権を作って税金を逃れ、中間層以下にそのしわ寄せがいくときなのである。だから国を長く栄えさせようと思えば、税金を逃れる特権階級をつくらないことだといえる」

これだと、もう日本もアメリカも、中国もロシヤも先がないことになるようです。特に日本は水や雪しか資源がなにのですから、今世紀中には消滅するかもしれません。これを見越して日本の金持たちは資産をよその国に隠して、用意万端怠りなく、家族の永続を志しているのでしょう。金もない、そんな術ももたないわれわれは座して餓え死にしかないようです。生物の歴史もそうですが、繫栄の後には衰亡が待ち構えています。日本も一時期世界を揺るがす国であったのです。今やそんな過去の栄光の思い出を抱く老人の国になりおおせています。

今トランプはメキシコとの間に万里の長城を築こうとしています。かつてテキサスはメキシコ領土でしたが、アメリカ人が入植してきて、とうとうテキサスをアメリカに併合してしまいます。今アメリカにはスペイン系が多くいるのですから、やがて大統領選でもスペイン系の大統領ができるでしょう。その時にはアメリカはメキシコになるか、ならなくても国名は「メキアメ」国となるに違いありません。

一方ソ連ですが、この国の男性の平均寿命はウオッカの飲みすぎで長くありません。このような広大な領土に1億人を切れた状態では長く維持できそうもありません。

中国は汚職官僚の蔓延で大村の言うところの、富裕層と貧困層の格差がますます広がり、国家の体を為さないような状態になるようです。

キリスト教系の国と儒教系の国が衰退していくと、やがて再び商売人の宗教・イスラム系の国が再び勃興するかもしれません。

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