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犬の進化には二つの大きな段階があるそうです。最初は15000から30000年にかけてオオカミから人間のいるところにたむろする犬になったことです。第二段階は人間によって品種改良された犬が出来上がったことです。特に欧州犬はその傾向が強く、遺伝子解析でも一番オオカミから離れています。欧州犬のほうが日本犬より、おとなしく、紳士淑女であり、人間の言いつけをよくきく犬です。犬は人間によく似るといいますから、ヨーロッパ人のほうが文明人であり、日本犬はやたら吼える犬が多いので、日本人もすぐにかっとなるたちで、まともな議論できる民族ではないかもしれません。民俗学者の柳田国男によりますと、明治時代の田舎では、家付きの犬でもなく、そうかといって純粋な野犬でもなく、村人が餌をやっている犬が5,6匹くらいいたそうです。これらの犬は村人には吼えませんが、見知らぬ人が村に入ってくると吼えたちます。明治のころまで、日本の犬は第一段階に留まっていたのでしょう。つまり西洋犬より日本犬のほうがオオカミに近いままだということです。残念ながら犬と人間には相関関係があるのですから、まだまだ日本人には進化の余地があるということになります。煽り運転の法律ができてもいまだに激昂して捕まる煽り運転者が多いということは、日本人にはオオカミ部分が残っていて、ついついカッとなる傾向があるのでしょう。