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宇山卓栄 日本の今の問題はすでに世界史が解決している

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宇山卓栄 日本の今の問題はすでに世界史が解決している


     イスラムの歴史学者でイブン・ハルドゥーン(14世紀~15世紀)が「世界史序説」を書いていて、その中で、歴史にはある法則があるのだと言っています。砂漠の民と都市の民の興亡です。まず都市の民が「経済力と軍事力で」周辺の砂漠の民を支配しますが、やがて都市の民の「連帯感」や緊張感が絶え、今まで耐えてきた砂漠の民が「連帯感」を持ち、都市を征服し、都市の民になります。これが繰り返されるのだと言っています。民族や国家の興亡を見ると、まさしく「祇園精舎の鐘の声」です。このつづきは非常に文学的なので、引き続き書いておきましょう。

「諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす。驕れる人も久しからず、ただ春の夜の夢の如し。たけき者も遂には亡びぬ、ひとえに風の前の塵と同じ」

日本の明治維新も第二次世界大戦の敗戦後も、欧米の圧力で、ある面人心の連帯感があり、辛苦努力してある程度のところまでいくと驕りが出て、太平洋戦争では米国にこっぴどくやられました。で、敗戦後の辛苦努力のあと、現在の日本の状態は、格差が広がり、日本同士の連帯感などなくなっています。後発の韓国や中国に追い抜かれています。まさしくいままで「都市の民」であった日本が「砂漠の民」の中国や韓国や、ましてやマスゲームで表象されるような連帯感旺盛な北朝鮮によっておきかわられるのも真近いのではないかと心配されます。古代のローマ帝国も野蛮人のゲルマン人に滅ばされました。現在の覇者であるアメリカもロシアも欧州もゲルマン人の流れです。やがてこれもゲルマン人を駆逐したベトコンで名を馳せたベトナム人によって、取って代われるでしょう。それ以上に、温暖化により、人間は死滅し、ゴキブリが世界の覇者になる可能性も高い。
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