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ただいまコメントを受けつけておりません。
例えば「橋下」を「オバマ」に変えて、佐野眞一の文章に当てはめてみたらこうなります。
「オバマ、奴の本性」「DNAにさかのぼり本性をあぶり出す」「オバマはこれといって確固たる政治信条があるわけではない。オバマにあるのは、古臭い弱肉強食と恵まれない環境で育ったがゆえにそれを逆バネとした自負からくるエリート実力仕儀、テレビの視聴率至上主義そのままの大衆迎合思想、それに受験戦争を勝ち抜いてきた男らしく一夜漬けにわか勉強で身につけた床屋政談なみの空虚な政治的戯言だけである。・・・一番問題にしなければならないのは、敵対者を絶対認めないこの男の非寛容な人格であり、その厄介な性格の根にあるオバマの本性である。そのためには、オバマの両親や、オバマのルーツについて、できるだけ詳しく調べ上げなければならない」
クー・クラックス・クランならやりそうです。有色人種なら問答無用でやっつけるのですから、始末におえません。
一応日本では言論の自由があるのですから、何を言っても構わないかもしれませんが、最低のルールだけは死守してもらいものです。「差別」を増長するのはいけません。橋下も自分のツイッターで抗弁しています。
「今回の週刊朝日は、個人の人格否定、危険な人格の根拠として、血脈を利用とした。このロジックが問題なんですよ。先祖の生まれがこうだから、僕の人格が危険だ、とんでもない奴だ、存在は許されないというロジックは今の日本社会では許されない」
橋下は自分のしたことは堂々と批判を受けると言っています。ところが「当人の責任によって解決できる事柄ではなく、当人の努力ではいかんともしがたい事柄」=自分の出自にひっかけて非難することはフェアーでないと主張しているのです。「俺が生まれたのは俺の不祥事か」と究極的にはこうなります。
一般人のコメントの中にこういったものがありました。
「乾物屋の長男の佐野眞一のDNAを徹底的に検証する!って誰か書かないのかな」
売らんがためにないこともあるように書くことがしばしばです。その別の例として宮崎は臼井吉見の「事故のてんまつ」のことを出しています。川端康成の自殺の原因にからんで、川端康成が部落出身者ではないかと匂わしているのです。週刊誌も出版社も金儲けのためには他人を踏みにじってもいいというのが多すぎます。