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「ヤクザの学習院出」とは少年院を出ているということです。由緒正しきヤクザの経歴で欠くべからざるものです。その上刑務所に殺人罪で入っていた経歴もあると、「ヤクザのフォックスフォード出」となるでしょう。ハクがついて、周りの人が思わず道を開けてくれるでしょう。宮崎学の実家は土建屋で、それも壊しや、京都風に言えば「コボチ屋」ということで、彼の父はヤクザそのものです。そこで働く職人もほとんどヤクザと言ってもいいのかもしれません。それも毎日力仕事をしているので、並のヤクザなど素手で戦ったらひとたまりもなくやられてしまいます。しかし山口組にはかないませんでした。彼の伯父が山口系組員を殺したのですが、別の暴力団の仲介で手打ち式をしています。
宮崎学自身早稲田に入り、共産党にも入党し、ゲバ棒を振って4年間過ごしましたが、卒業はしていないのでしょう。フリーの雑誌記者になります。それから実家に帰り兄と供に「コボチ屋」をし、最終的には20億円の借財を作り倒産してしまいます。ほとんど踏み倒しています。グリコ森永事件の「キツネ目の男」という容疑者にもなっています。
「任侠とは損とわかっていてもやること。損とわかっていることに賭けることができること」(「愚連隊の神様」万年東一)
今のヤクザにはそういうものがなくなったと嘆いています。彼の父の代の、親分・子分、親・子という前近代的な熱い関係が、今では金銭を介してしか結びつかない冷たい関係になっていると言っているようです。