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読書

小林興起 主権在米経済


    日本人がコツコツ働いて儲けたカネを吸い取り、贅沢をしたり、戦争をしたり、好き勝手なことをやっているのがアメリカだというのがこの本の論旨です。アメリカは日本に製造業では負けたが、金融で大勝しています。日本では銀行に就職したらまずはじめにやらされる仕事は外回りの集金集めです。このようなことではアメリカに負かされてしまいます。事実現在の日本の銀行はほとんど外資系が入り込んでいます。アメリカではこれらの新卒者に資産運用の勉強をさすそうです。金融工学など学ばせるのです。

郵政民営化法案はその原資をアメリカに利用させる法案ということで、小泉と竹中はアメリカの手先と言っています。アメリカは毎年自国に都合のいいようなガイドラインを日本に押し付けてきます。規制の緩和や撤廃を求め、アメリカの企業が日本で活躍できることを望んでいます。オリンピックでもそうですが、日本人が勝つと、すぐさまルールを変えて、ヨーロッパ系が有利なルールにしてしまいます。よほど日露戦争で白人が黄色人に負かされたことに根を持っているのでしょう。黄禍論に怯えたルーズベルトやトルーマン大統領も日本を二度と立ち上がれないような施策を施しています。ところが朝鮮戦争が起こり、中共軍が入ってくると、ここでまた黄禍論が起こり、それが現在の中国脅威論になって、アメリカを中心として中国封じ込め作戦をとっています。

アメリカからのニュースを見ると、民間人も警察もすぐ銃をぶっ放して人を殺めるということがしばしば起こっていますが、これはアメリカ人が今までの彼らの所業を省みて、他者から殺められても仕方ないと思うからこそ、他者より先に銃をぶっ放して身の安全を図る思考回路になっているからでしょう。

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