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読書

藤井厳喜 世界地図の切り取り方


       「地政学とは、国家・地域を単位として空間をいかに支配するかという観点から世界をみることだ」

空間とは昔では「シー・パワーズ」(海洋国家)と「ランド・パワーズ」(大陸国家)とに分かれていましたが、現在では宇宙空間やサイバー空間も考えないといけません。

藤井厳喜によりますと、日本は海洋国家であり、海洋国家であり続ける間は繫栄するが、第二次世界大戦前の、朝鮮や、中国大陸にのめりこんだりすると、途端に行き詰まり不幸になるのだと主張しています。ロシアの南下を防ぐために朝鮮半島や満州国まで支配したが、結局は地元民の反感をかっただけです。台湾、インドネシア、タイ、ベトナム、太平洋に点在する島じまの国や、大陸にくっ付いていても遠く離れたタイなどと、それに今からはインドとも手をつないで、大陸を包囲するような連携が必要なのです。もちろんアメリカやオーストラリアとの連携も必要です。ミサイルのように軽く海洋を越えてくる武器が合ったとしても、海で隔てられているということは、何十万という兵士を迅速に運ぶということを阻止してくれています。歴史を見れば歴然とわかります。バルチック艦隊は地球を半周回ってきましたが、日本に到着した時は疲労困憊して戦争どころではない状態でした。元寇もたくさん来ましたが、幸いにして台風が彼らの船を沈没させます。

ランド・パワーの中国が最近航空母艦など作ったり、南沙諸島に基地を作ったりして、海洋国家に変身しようとしているようです。中国にはもともと鄭和というペルシャ系の色目人の海軍大将がいて、アフリカ大陸に到達した記録もあり、マゼランより先に世界一周をしたという中国の学者もいます。中国の原潜が太平洋に潜行するとアメリカの安全保障を危うくなります。もはやそういう状況になっているかもしれません。アメリカは衛星など使ってそれらの位置を把握しているかもしれませんが、日本はどうなのでしょうか?ロシアは中国にシベリアを乗っ取られるのではないかという心配があります。国境を越えて中国人がシベリアに入植しているようです。世界のどこでもそうですが、中国人は一旦その国に入ったら、中国街を作り、本国から家族親戚を呼び来させます。いつの間にか中国人が一杯ということになります。サンフランシスコも中国人が溢れ、議員まで出して、韓国人と協力して慰安婦像を公園に作っています。つらつら考えてみると、あの朝鮮戦争のとき、アメリカと対峙したのは中国人であり、ロシア人ではなかったということは、暗黙のうちにロシアとアメリカは裏で通じていて、日露戦争で負けた白人ロシアの怯えと、ルーズベルトの日本人に対する毛嫌いとは一致するものであり、ともに黄禍論によって突き動かされたものであり、やがて中国とアメリカが戦争すると、アメリカにいる中国人はかつて日本人がやられたように強制収容所に入れられるのではないかと思われます。

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