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山田五郎 銀座のすし

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山田五郎 銀座のすし


    私は死ぬまで銀座の寿司を食うことはないでしょう。一人少なく見積もっても3万円はかかるそうです。話のついでにといっても、たかが20貫程度のすしで3万円ももっていかれるのでは、先祖に申し訳ない。銀座という場所はただ食事して腹を太らす場所ではないようです。日本や世界の勝ち組がそこですしを食べるということ事態を自分たちのセレブ性を確認さしてくれる装置だということを認識しているからでしょう。セレブでないものがインターネットの評判を聞いてそこへ行ったとすると、店の者やまわりのセレブから田舎者と無言の視線を受けることに間違いありません。居心地の悪さは最高です。針の筵にいる感じです。これら田舎者は帰ってからインターネットに書き込みをするでしょう。愛想が悪かった、値段に見合うほどそんなに旨いすしではなかった、と。このようなことを言われても銀座の寿司屋はそのような客は志賀直哉の小説「小僧の神様」に出てくる丁稚程度にしか思っていないでしょう。最低でも資産20億ぐらい貯めてから出直して来いと言われそうです。今日も銀座の寿司屋は予約で一杯で一見ではなかなか入れないように盛況です。アベノミクスで潤う人間たちは寿司屋を秘密結社のように使い、明日の金儲けの密談をし、利用すべき人間への接待にいそしんでいるのでありましょう。

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