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高島嘉右衛門、江戸末期、禁制の小判売買で自首し、29歳から34歳まで獄門に下ります。牢屋で易経の本を見つけ、その本をすべて暗記し、自分でも筮竹を立てて、占ったりしています。出所すると横浜で外国人のための商館や家を建て、資産を作り、鉄道、学校、ガス灯事業など手掛け、資産家になり、明治の政治家や事業家と昵懇になります。事業家としての才能もありますが、易断占という特技もありますので、明治の重鎮たち将来も占っています。伊藤博文が朝鮮に韓国統督として出向くときに占った卦が「艮為山」です。上卦も下卦も山です。その三爻にあたりました。その爻の卦辞には、「山が二つ重なった形を示している。両社が止まって動きえない形である。人に会おうとしてもそれができない。その家に入っても、その主人に会えない。目るべくして近づくなかれ」「その力が腰にとまっていて、背の肉を引き裂く、煙で蒸されるごとく、苦しむ」とあります。嘉右衛門は博文に「山」とか「艮」とかの名前の付く人物を近づけるなとアドバイスしています。ハルピンの駅で伊藤に二発の銃弾を撃ち込んだのは「安重根」という人です。艮と根は同じ発音です。的中したと言えるでしょう。
私も投銭法で自分の寿命を占ってみました。「火山旅」の五爻あたりました。その卦辞には「雉を射て一矢失う。終に以て誉命あり」とあります。五爻ですから五年先か、早ければ5か月先かもしれません。どういう死に方をするのでしょうか?「雉を射て一矢失う」とはいいところを見せようと思って慣れないことをするのでしょう。ところが年寄りの冷や水とちゃかされないで、年寄りのくせによくやったと褒められるのでしょう。高島嘉右衛門とはいかないので、何のことかわかりません。