忍者ブログ

読書

岡田英弘 倭国の時代

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

岡田英弘 倭国の時代


        古事記とは日本書紀より前にできたものではなく、「新撰姓氏録が完成した817年のすぐ後で」、宮廷音楽を管理した多氏によって書かれたものであるということです。古代の歴史に耐える文献は、広開土王碑(414年)、中国の歴史書、部分的に日本書紀(720年)であり、古事記や朝鮮の三国史記(1145年)は史料としては価値が低いということです。

日本書紀も実在の天皇として認められるのは第17代の仁徳天皇以降からであり、第一代の神武天皇はその当時の天皇・天武天皇をモデルにしたものであると言っています。ヤマトタケルも天武天皇をモデルにしたものです。天智天皇の息子大友皇子を殺した天智天皇の弟・天武天皇を正当化するために、日本書紀は書かれたものだということです。伯父が甥っ子を殺したのですから、後味が悪かったでしょう。古代の天皇家は荒々しいものでした。またエネルギッシュでもありました。ある天皇は一晩で7回もセックスし、その女性に女の子が生まれました。一晩寝ただけで子供ができるわけがないと言って、認知しませんでしたが、家来に7回もすれば子供が生まれる可能性だってあると言われて、やっとその女の子を皇女にしています。現在の皇族は子供ができなく過ぎて困っていますが、古代では子供ができすぎて、権力の相続で諍いが起こっています。とはいっても、幼少時、死ぬことも多いので、やたら天皇はあちこちの女性に精子を振りまいています。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R