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1960年を境にして、それ以前に生まれたものを「旧型」、それ以後生まれたものを「新型」と言っています。1960年以降から日本が大いに変わったということだそうです。そのためには60年に生まれた子供の母親を考える必要があります。それらの母親は「1932から34年」に生まれた人たちが中心であり、学齢期に敗戦を迎え、戦後の民主主義の教育を最初に受けた人たちです。イメージを明確にするために、現在の皇后美智子様を思い浮かべるといいでしょう。皇太子徳仁はまさしく1960年生まれです。皇后美智子様は1934年です。美智子皇后は宮中での旧来の、乳母による子育てをやめて、自分で育てる子育てを始めた人です。いまや新型の人口が6割で旧型は4割です。(2012年人口統計)
「新型」はどのように育てられたか?我々旧型からみると、単にわがままに育てられたという感じですが、彼らから言うと「個性的」に育てられたということになります。「旧型」はよく親や先生から多く殴られていました。「新型」は親から「あまり叱られたことがない」し、ましてや先生から殴られたこともない子供が多くなっています。個性的と言っても、テレビっ子でありアニメにはまり、旧型のように野原で他の子供たちと遊ぶということもなくなり、家で人気のアニメのフィギアやおもちゃで遊ぶことが多くなります。
要するに60年代以降日本は豊かになり、子供も少なく生まれ、大事に育てられてきたということになります。いい点もありますが悪いところも出てきているようです。食べ物も贅沢になり、アメリカ人のように肥満と高血圧に悩むようになります。川島なお実の早すぎる死は赤ワインの飲み過ぎたという人もいます。私もお茶の変わりにコカコーラを飲んで食事するのを見ると気持ちが悪くなります。女の子も母親になる練習のままごと遊びをやめて、着せ替え人形に熱中し、モデルに憧れています。銭湯に行く習慣がなくなり、修学旅行で一緒に風呂に入ることができない子供が多くなります。今ではパンツをはいたまま風呂に入っているようです。私の時代にはまだ「バンカラ」というものも存在価値がありましたが、これら「新型」では中味よりは外見が大事になり、格好ばかりつけたがる人間が多くなったと言っています。質実剛健の「バンカラ」は、中味のない「ハイカラ」よりはよしとする気風が我々「旧型」にはありますが、今の時代ではボロをまとった人間には見向きもしないし、口もきかないでしょう。このような風潮はどこの分野にも及び、中味より外見を大事にするために、化学肥料を使ったり、防腐剤や着色料の大量投与になります。現在では中味まで「整形」を使って変えようとしています。