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岩瀬達哉 われ万死に値す ドキュメント竹下登

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岩瀬達哉 われ万死に値す ドキュメント竹下登


        田中角栄が平成5年12月なくなりました。その7年後の平成12年、竹下登は76歳で亡くなっています。田中は75歳、竹下は76歳で、ほぼ同じ年齢でなくなったことになります。田中は今でも人気はありますが、竹下ほど影の薄い内閣総理大臣はいません。指三本の宇野総理は問題外ですが、竹下の内閣不支持率は今の韓国の朴槿恵大統領の不支持率と同じくらいでした。国会答弁も何を言っているのか判らない答弁を繰り返し、真意が汲み取れないことが甚だしい。暴力団に手助けされて、内閣総理大臣になったというのがもっぱらの噂です。右翼の「褒め殺し」をやめさせるために、広域暴力団とつながりのある人物に仲介を頼んだことになっています。竹下の側近の秘書も自殺し、後援者も一人自殺しています。検察庁の追及を阻むために青木秘書は自殺し、竹下に害が及ばないようにしたということになっていますが、謀殺されたのではないかという噂もあります。竹下の周りは淀んでいて明るさはありません。最初の妻も舅との関係で悩み、自殺しています。田中派から分離独立したことは明智光秀にたとえられ、そこを右翼に突きまわされました。街宣車で「日本一金儲けがうまい竹下さんを内閣総理大臣にしましょう」とスピーカーで毎日宣伝され、これをやめさすためにヤクザの手を借りたということになっています。最近のアメリカ大統領選で、中傷合戦終始しましたが、トランプはどんなことを言われても動じることがなかったようですが、竹下はこの「褒め殺し」にほとほと神経が参ったようで、円形脱毛症にもなっています。このような神経の細さでは政権を長く維持できるはずがありません。田中だったらどうであろうかと想像すると、多分直接この右翼の親分にあって、「よっしゃ、わかった」といって札束を渡すでしょう。いずれにしても金権体質は同じようなものですが、田中には明瞭性があり、竹下にはそれと反対の陰湿性があって、それゆえに毛嫌いされたのであろうと思われます。トランプも田中も分かりやすいということで親しみやすいのでしょう。ある面ヒットラーも小泉もこの系列につながるものかもしれません。すべからく政治家は表では明るく、内では陰険でなくてはならないようです。竹下のように表でも陰険では人々はついていきません。

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