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平林章仁 謎の古代豪族葛城氏

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平林章仁 謎の古代豪族葛城氏


    高句麗好太王碑文に倭の軍を400年と404年に撃退したと書かれています。倭の軍の長官は葛城襲津彦だったのでしょう。葛城氏は外交を担当し、朝鮮へ行く間の海洋の民の長でもありました。自分の娘磐之媛命を仁徳天皇の妃にしています。新羅を撃てと命令されたが、朝鮮の美女にうつつを抜かし、加羅を攻め滅ぼしたという逸話もあります。息子か孫かはっきりわからないが、玉田宿禰は職務怠慢で酒を飲んでいたと理由で誅殺されています。玉田宿禰の息子の円大臣も眉輪王を匿ったということで、雄略天皇に二人とも焼き殺されています。殺された円大臣の娘・韓媛が雄略天皇の妃になっているのですが、略奪婚だったのでしょう。これ以降葛城家の、天皇家への妃を差し出すのが終わったということで、葛城家が消滅したのでしょう。葛城襲津彦の時代は天皇家と二分するような力があって、妹の磐之媛命は嫉妬深く、仁徳天皇が側室を置いたら、仁徳天皇の下には帰らず、実家のある地に宮を建て移り住み、もはや天皇とは会おうともしなかったということです。親子関係、親戚関係が最も愛憎が高まるものということは古来の通例です。最も殺人のパーセンテージが高いのはそういった関係であるということは現在でもおなじことです。

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