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後藤充男は日商簿記1級を取得しましたが、公認会計士の資格は取れませんでした。ティッシュペイパーを醤油に漬けて食った極貧の生活から、You Tube動画を活用して、簿記教室を軌道に乗せます。インターネットで買った7000円の新撰組の衣装を着て、You Tubeで簿記を教える動画を流します。ブログも開設し、両方で知名度を上げます。You Tube動画を1500も作って流すと、徐々に名が知られてきます。生徒さんも集まり、簿記の本だって出版に漕ぎ付けます。極貧の生活からバラ色の生活になったということです。
私も極貧に近い生活をしていますが、新撰組の衣装を着てYou Tube動画に出ようとは、とても恥ずかしくてできません。恥ずかしいと思うくらいはまだ生活に余裕があるのでしょう。醤油をたらしてティッシュペイパーを食べるような状態になったら、恥じも掻き捨ててそうするかもしれませんが、つくづく無産者のものがカネ儲けするには恥じも外聞も捨てないといけないのだなということがよくわかります。
よくよく考えるとそのうち日本そのものが「極貧の後藤充男」になる可能性だってあります。世界で日本語が通じるのは日本国内だけです。世界は英語と中国語に二分されて、日本語など「お呼び」ではないのです。そのうちビジネスの世界だって、日本は「ああ、あの太陽の沈んだ国ね」と言われるようになるかもしれません。いま日本で一流企業に勤めているサラリーマンも、国の中枢を担うエリートも、やがて世界から見れば、数段も程度の低い人材でしかなくなるかもしれません。国内ではそれなりに存在感を示すかもしれませんが、国際的には影の薄い存在でしょう。外務省のように領事館でワインなど飲んで格好をつけている場合ではありません。かつての首相池田勇人がパリにトランジスターの売り込みに行って、顰蹙を買いましたが、貧しい日本を何とか豊かにしようという気概があり、今思い出しても涙が出るほどです。今からは「極貧の後藤充男」にならって、恥じも外聞もなく、たとえば外務省の職員は男なら全員武士の格好をさせ、女なら芸者の格好をさせて、日本のアピールをしないといけません。いまからの入社試験や公務員試験では学科の優秀さを競うばかりでなく、「恥」を恥ずかしくないと思う強靭な性格を最優先にして考えるべきです。