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志田 晶 数学で解ける人生の損得

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志田 晶 数学で解ける人生の損得


     NHK歴史秘話で伊400という飛行機も搭載できる潜水艦のことを放送していました。南アメリカを回り大西洋に入り、アメリカのワシントンやニューヨークを攻撃するために開発した巨大潜水艦です。山本五十六のアイディアです。出来上がったのは戦争末期であり、何らの戦果は挙げられなかった。出撃したのですが、8月15日のポッタム宣言受諾で呉に引き返す途中、アメリカ軍に拿捕されてしまいます。この乗組員のなかに広島のイズミの会長山西義政さんがいました。乗組員のなかに実家で干し柿をつくっている人がいて、生きて帰れたら干し柿を売れば儲かるという話しをしていました。広島に帰り、原爆で親族を失った山西さんが広島駅の露天で最初に売り出したのは干し柿です。今では大きなスーパーの会長さんであります。志田 晶の言うように数学で人生の問題が解けるならすばらしいことであります。停戦命令が出ても、一部の将校はアメリカ艦船に体当たりしようと主張するものもいましたが、艦長は呉に帰順することに決めています。体当たり主張派は志田 晶の言うとおり数学が出来ない人で、理論的な考え方ができないのでしょう。山西さんもはじめは死を覚悟して、玉砕の気持ちを抱いていましたが、干し柿の話から生きて帰りたいという気持ちに変わったのではないかと、私は番組を見てそう感じました。干し柿は数学になり得る。体当たり派のカラ勇気は一時しのぎで、その後のことを考えない。死んで何もかもなくなることを恐れるあまり考えたくないのでしょう。その点干し柿は考えるヒントをあたえてくれます。何もなくなった広島で、干し柿一個が山西さんをして放物線のような発展を遂げさします。

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