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我妻によりますと、海外旅行は単に楽しむということだけではなく、これによって現代人にとって必須なものを獲得できるということを言っています。スケジュール管理、高い目的意識、判断力・情報収集能力、コミュニケーション能力等々などです。旅行会社のパック旅行もいいのですが、自分で格安航空のチケットを調達し、携帯でホテルの予約をしたり、自由に他国の街中を歩いたりすると、日本での慣れ親しんだ緊張感のない生活から、一挙にあらゆるセンサーが開花し、新しい能力も身についてくるのだということです。だからこの本は今から社会で活躍する若い人向けに書かれた本です。まさしく可愛い子には旅をさせよということです。しかし可愛くないオジサンにも旅は彼らの凝り固まった頭を少しは柔らかくしてくれるかもしれません。ミヤンマーで、どういう経緯でこの地に来たかはわからない日本人オジサンが現地の若者に乞われて日本語を教えています。もう5,6年になるそうですが教え子には日本企業に勤めたり、日本に留学する人も出てきました。定年後物価の安いこの国に晩年を過ごそうと来たのかも知れませんが、消費するだけの人間としてではなく、この国の発展に寄与しているという自負も持てて、晩年有意義な生活をおくっているようです。タイにはリタイアメントビザというものがあり、「タイ国内に80万バーツ(約210万円)以上の預金がある」か「一ヶ月65000バーツ(約17万円)の年金収入」があれば、この国に何年もいられるようです。地獄の沙汰も金次第とあるように発展途上国でも貧乏なオジサンは厄介者でしかありません。女に金を使い果たしたオジサンは最後には間男に殺されメコン川に沈められたという事件もありました。
When you travel,the less you spend,the more you enjoy(旅をするならお金を少なく使うほどより楽しめる)(アメリカの旅行作家アーサー・フロンマー)
これは若い人に言えることであって、金持ちではないオジサンが女を漁ろうという魂胆がそもそも間違いのもとであるような気がしてなりません。