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拓徹 インド人の謎

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拓徹 インド人の謎


     昨日ニュースでインドの不可触民のダリットが製粉機を使ったということで、インドの教師がカマでその不可触民のクビを切り落としたということが伝えられました。ひどい話です。インドの法律でも差別は禁止されていますが、習慣はそうそうなくなりはしません。ある著者がインドに行ったとき、人権家のインド女性と一緒に年寄りのこぐ自転車タクシーに乗りましたが、その女性がふんぞり返って、その年寄りに哀れみを一切かけないという態度を見て、ビックリしたということを書いています。平等を標榜する彼女は、先進国に対して自分たちも同じ人間だと言いたのでしょうが、自国民に対してはカーストメガネをかけていて、哀れな年寄りは同じ人間だとは思っていないようです。

インドでは女性の旅行者がよくレイプされます。だいたいインドの女性はめったに外に出歩きません。家にいて家事をしています。拓徹によると、女一人で旅行するなどもってのほかで、こういう生意気な女は売春婦か、お仕置きをして教育しなおさないといけないと考えているということです。おまけに長くイギリスの植民地であったものですから、先進国の女性には一種の憧れと、その度が増すごとにその反対の感情も沸き起こってくるといっています。映画で主人公の周りで踊るのは白系の美女たちという構図でもインド人の屈曲した感情がもろに出てくる場面です。日本人の女性に対しては、この本でも例がでているのですが、現地ツアー案内人などは事業資金のお金を引き出すために、利用しているということになっています。インドの実家では日本人と結婚しても認めません。カースト制が厳然と残っているのですから、どこの馬の骨かわからないような日本人女性など受け入れることはありません。家で用意した出所のしっかりした同じカーストの女性を嫁として家にかくまっているようです。だから日本女性など売春婦かくらいにしか思っていないようです。

拓徹はもう一つ注意を促しています。貧乏な少年少女たちとあまり親しくなってはいけないと。というのは、あまりにも親しくなると、これら子供は自分たちと同じカーストだと思い、今までやってきたサービスを途端に行なわなくなると警告しています。たとえば少年がホテルのボーイなら、気心が知れると荷物は自分で運ばないといけなくなるようです。だったらあの人権家の女性の、人いてもいないかのような態度はインドでは是非とも必要な社会的マナーかもしれません。

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