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2010年から2015年までその都度発生した事件・事象を絡めた本を読みながら、社会の流れを読み解こうとしています。何と言っても大震災です。それによって引き起こされた原発の事故です。現在マスコミは騒ぎ立ててはいないようですが、本当のところ実際どうなっているのでしょうか。放射能は完全にコントロールされているのでしょうか?溶けて底の溜まっている燃料棒を回収して安全な場所に移動できているのか、いまだにそのようなニュースは出ていません。相変わらず水を送り込んで冷やしているだけでしょう。このような状況でよくもオリンピックを招致したものだとあきれてしまいます。日本のマスコミには出ませんでしたが、海外では原発のまわりのコスモスの変異した花の写真が掲載されています。我々はこの原発のもろさをこの震災でよくわかったことになりました。電源が途絶えれば致命的になり、管の一本のずれると大事になるというのがわかったのです。斉藤が言う「単なる湯沸かし器」に制御の難しい原子力を使うなんて土台無理なことをやっているとしか思われません。
「武士道」とか「茶道」とかやたらに「道」をつけたがる性癖が日本人にはあると思いますが、これははっきりと言って悪癖でしかありません。桑田真澄が「新・野球を学問する」でこう言っています。「一球入魂」とか「千本ノック」とか、とかく練習量の多い日本の野球はいまだに民主主義の恩恵を受けていなく、封建そののもだというのです。「精神の鍛錬」などと言って、単にボールをバットで当てるだけでいいものを、日本刀を持ち出して藁など切ったりして、まるで星飛雄馬の漫画を見るようです。斉藤も最後にこう言っています。
「スポーツ界全体から見れば、彼(桑田真澄)のような文武両道型の指導者はまだ少数派だろう。日本人の42%を占める体罰肯定論者は、桑田に対抗しうる論理を構築できるだろうか。バカヤロー理屈ではない、というのなら、それこそ軍隊式である」
相変わらず日本がアメリカの「パシリ」をやっているのに業を煮やして、斉藤はこう言っています。
「倒れない帝国はないことは、ローマ帝国、オスマン帝国、大英帝国、そして90年代のソ連崩壊でも立証済みだ。番長もろとも沈むのか、自国が浮上する道をさぐるのか。もうひとつ大きい視点で考えると、現在の日本がますますバカに思えてくる」
NHKの朝ドラにも苦言を呈しています。ヒロインは「毒気を抜かれ、小骨も抜かれ、時には背骨も抜かれて、可愛げのある天然なキャラクターに作り変えられ」、「どんなき気が強くて頑張り屋で能力が高くても、生意気な女はあかんでー、男社会のルールを壊す女はあかんでーという暗黙のメッセージ」にさらされて、このようなドラマを見ていると日本では可愛げなぶりっ子ばかり出てくる状態になってきていると言っているようです。