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残念ながらこの本を読んでもタイトルのいうように「モノの見方が」変わったとは思えません。どうも私は本を読んでも成長するということはないようです。もともとあるものを強化するか、補足するかで、もともと自分の中にないようなものは、そこに提示されていても、なかったように扱うようです。やはり中学や高校でこの方面の学習に欠陥があるからでしょう。それか歳のせいで、新しいものを吸収できないような脳になっているのでしょう。
奈良の都平城京が「80年」しかもたなかった理由を、化学から推察しています。それは仏像を金メッキするために多量の水銀を使ったことにあると言っています。メッキの作業で水銀の蒸気が靄になり、空気を汚染し、またそれが地下水に流れ込んで、健康被害をもたらしたということです。私も歯の治療で水銀の充填剤を詰めていますが、知らずのうちに骨が弱くなっているかもしれない。
薬師如来が手に小枝をもっていて、それが柳だということが書かれています。古来、虫歯の痛みは柳の枝を噛むことでまぎらしていたということです。サリチル酸が含まれているそうです。「サリチル酸と無水酢酸を反応させ」ると、アセチルサリチル酸ができます。これが商品名で「アスピリン」となっています。亀の甲の化学式が載っていますがサリチル酸とアスピリンのほぼ同形ですが、ただ一箇所アスピリンにはHがないだけです。純粋のサリチル酸では胃に穴を開けます。一つHがなくなっただけで解熱剤になるとは不思議です。マーガリンもプラスティックと少し違うだけの化学式であるそうで、毎日多量に食べると問題は起こるのではないかと思われます。しかし生物には進化というものがあり、微生物ではプラスティックを消化できるものもいるそうで、そのうち人間もビール袋やプラスティック製品を食材として新しい料理法が開発されるかもしれません。