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春日武彦 鬱屈精神科医 占いにすがる

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春日武彦 鬱屈精神科医 占いにすがる


     剣豪作家・五味康祐が言っています。この本の著者のように、まるで私小説家のように自分のことをグジャグジャ、あれやこれや愚痴をこぼす人は、即刻髪を短く切るか、丸坊主になれば、人生不条理をだいそらしく思い悩むことはないだろうと言っています。要するに髪が長いということは、女であるということです。髪が長いと頭の熱の発散が出来にくく、絶えずもやもやしてヒート状態になっている。直線的に全うに考えることができない。髪そのものの象徴は欲望や未練です。このようなものがジャングルのように頭の上で密集していると、ジャングルの内部しか見ることができなく、ジャングルから外の世界は展望できません。春日武彦はこのジャングルから脱出するために占いに頼りますが、これら占い師どもも、もともとジャングル内にしか生息できない「たわけ者」ですから、精神科医の春日と比べても劣るか、ちょぼちょぼのようなものです。それを知りつつ、このような本を書いているということは、よほど題材について困っていたのか、それかインスピレーションの枯渇なのでしょう。

よく医者などが作家になったりしますが、一介の精神科医で終わるよりは、作家として世に名の知られた人物になりたいというのはわからんでもありませんが、何の仕事も二股をかけるほど甘いもんじゃないと、私も道学者のようになって声を大きくして言いたい気分です。

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