忍者ブログ

読書

朴裕河 帝国の慰安婦

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

朴裕河 帝国の慰安婦


         おおむね公平な姿勢で書かれています。日本の右側が言うように彼女らは売春婦であり、金儲けでしていたのだというのもおかしいことで、韓国の言うように20万人が慰安婦にされたというのもおかしいということです。日本が敗戦して日本の施政者がまず考えたことは進駐してくる米兵に対して女をあてがうことで、その方面の業者を呼んで女性の募集と施設の建設を要請しています。このことからして慰安婦は軍に関係していないという発言は疑問視されます。暗に業者と軍はつるんでそのような仕組みを作ってきたのだと推察されます。戦前の日本では遊郭が男の遊び場所であり、そういう男たちは女性を虐げているという意識を持ったことがなかったでしょう。貧乏だから売られてきてこのようなことをしているけどやがて、稼いで借金を払いこの業界から足を洗うこともできるので、別に問題はないと考えていたのでしょう。何ら女性に悪いことをしているという思いはなかったように見えます。一部のキリスト教者がこの娼婦制度に反対を唱えていましたが大部分のものはこれも一つの商売で、他の商売に引けをとるものではないと考えられていました。江戸時代に至っては日本文化の華であり、花魁はさしずめ今で言うところの人気スター、江戸の男たちの憧れの的でありました。このような文化の土壌を朝鮮合併で明治以降朝鮮にも普及さしたということになります。韓国側が言うところの20万人ほどの朝鮮の妙齢な女性を全部慰安婦にしたというのは間違いで、それは「挺身隊」という形の募集で工場などへの労働者としての募集であります。「強制」であったというのも微妙なことで、宗主国である日本と植民地である朝鮮の関係で、朝鮮人自らそうせざるを得なかったという状況でしょう。この本では伊朝鮮の慰安婦は4
,5万人と推定されています。慰安婦の募集も堂々と新聞に出ており、日本の業者も朝鮮の業者もいました。ここでも「強制」という言葉は微妙で、金儲けでそこに入った女性もいれば、村の貧乏な娘で、村の村長の案内で業者と日本人警察官とが一緒になって慰安婦に応募させたということもありました。宗国と植民地の関係で村の村長も「お上」の意向に従わないといけなかったのでしょう。業者も日本人であろうと朝鮮人であろうとやはり「軍」の意向に沿って行動していたのでしょう。

韓国はこの慰安婦の問題でアメリカに慰安婦の像を建てたりしていますが、そもそもこのアメリカ自体アフリカから黒人を連れてきて、奴隷として働かし、あまつさえ、強姦などをして今日のようにブラックブラックした人もいますけど、白人の顔つきをした黒人もいます。まともな結婚でこのような子らが生まれ来たとは思われません。おまけに沖縄や世界の基地で慰安婦を利用している国です。第二次世界大戦でオランダの女性が慰安婦にされたという人がいます。それはそれで非常に悲しいことですが、そうかと言ってオランダをはじめヨーロッパの先進国がアジアやアフリカで何をしたかを問うてみなければなりません。このオランダ自身インドネシアで胡椒の栽培でいうことを聞かない原住民を飢え死にさせ、代わりに中国系の移民を運びそこで胡椒を作らせていてという事跡もあります。同時にこれら荒くれ船乗りたちは現地で女性を調達し、自分たちの種をばら撒き、後は知らん顔で去っていきました。宗主国と植民地の関係はどの地域でもあったことで、それが悪いというのであれば、世界の先進国は日本の慰安婦問題でああのこうのと言う筋合いはないということになります。

要は20世紀は野獣の世界であり、この世紀に入っても未だに野獣の資質は収まっていないということになるようです。

PR

コメント

プロフィール

HN:
No Name Ninja
性別:
非公開

カテゴリー

P R