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読書

李韓永 金正日が愛した女たち


    李韓永は、金正日の妻・成蕙琳の姉、成蕙琅の息子です。成蕙琳が生んだ金正男と小さい頃よく遊んでいました。ロイヤルファミリーの一員として何一つ不自由も無く暮らしていました。子供の頃、金正男と一緒に軍の施設を見学に行きましたが、そこの司令官が挨拶に遅れて出た時、李韓永はその司令官を足蹴りにし、ひっぱたいたそうです。何と生意気な、手のつけられない子供でしょうか。李韓永の告げ口でその司令官は左遷されたそうです。甥っ子ですらそうなのですから、小皇帝の金正男のわがままぶりは度を抜いています。虫歯の治療に泣き喚き、父親と同じキャディラックを買ってもらわないと治療しないというので、とうとう金正男専用のキャディラックを買ってもらいました。

李韓永は青年期になるとモスクワへ、成蕙琳の心の病気の治療の付き添いも兼ねて留学します。そこから脱国し、韓国にいきます。ロシア語の特技を生かし放送局にはいり、その後退職し不動産会社を立ち上げ、そこで横領などの罪を着せられ裁判になります。それで有り金がなくなり、1996年に自叙伝を書いて生活のたしにしたのですが、そのことで自分の居場所がわかり、97年何者かによって銃殺されてしまいます。北朝鮮のスパイでしょう。金正男も腹違いの弟・金正恩によって暗殺されています。

国民が飢え死にしそうなのに、これらロイヤルファミリーだけはとてつもない贅沢をして暮らしている。日本にも格差はありますが、北朝鮮を見ると日本のそれはたいしたことのないように見えてきます。ロイヤルファミリーの取り巻きの幹部が金正日が開くパーティで毎日酔って帰るので、その妻が抗議文を父親の金日成に出したところ、そういった処理は全て金正日に任せられているので、その出所を知られ、その幹部は自分の妻を銃で撃ち殺さないといけない羽目になりました。このようなひどい王朝が今でも続いているということは、東洋人がいかに我慢強いかがわかるというものです。

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