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東海林さだお ジョージ君のAlways

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東海林さだお ジョージ君のAlways


        私も子供の頃表紙の写真の子供のように坊主頭でした。バリカンで母や父に刈ってもらっていたものです。時たま、刈るというよりも引っこ抜くというという感じもして痛い思いもしました。現在では電動のバリカンはあるでしょうけど、手動のバリカンはもうないでしょう。小学校高学年頃からやっと散髪屋に行った思いがあります。

昔はコロッケもカレーライスも大ご馳走でした。母の作ったカレーは野菜たっぷりで大皿2杯も食べていたものです。コロッケも今も自分で作っていますが、お客さんに言わせると、懐かしい昭和の味がするそうです。

「ワタナベのジュースの素」もこの本に出ています。サッカリンや着色料に入った、今から考えるとひどいものだったしょうげど、水に混ぜるだけでジュースができるというので大流行しました。

「あった問題研究家」「いた問題研究家」という面白い言葉を作っています。昔使っていたものや、昔いた人間を懐かしむという意味です。最近私もTOU TUBEで演歌などを取り込んで聴いていますが、死んだ歌手が多いのにビックリします。われわれの青春は相当昔のことだったのだなということがよくわかります。同時代に活躍をした歌手たちがごっそりと死んでいるということは、もう私も長くないということがわかります。

「鼻緒以前、鼻緒以後」下駄の鼻緒のことです。私も鼻緒の時代です。下駄はいまでは履きません。いまでは下駄を履いた子供はあまりいないでしょう。下駄はよく喧嘩で用いたものです。下駄投げという遊びもやっていました。もちろん天気の予想まで下駄でしていたものです。

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